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A new cultural paradise

今年もオーストリアのリンツへ行きました!
Ars Electronica 2008 -A new cultural economy-

これで、リンツは5回目。
毎回、少しずつ異なる立場でフェスティバルに参加し、
リンツという街の様相が少しずつですが、わかってきました。

リンツは人口約20万人。日本でいうと、弘前市、鳥取市と同じくらい。
でも、アルスエレクトロニカというメディアアートセンター、フェスティバルが
世界的に有名になり、それが街のアイデンティティとして機能しています。

メディアアート自体は、正直、アート業界では、まだマイナーな部門でしかありません。
しかし、メディアアートに関する行政としての取り組みが、
芸術祭から、美術館を利用した文化教育、
技術に関する研究所による、商業への応用に繋がっています。
さらに、今年からメディアアートの理論の研究所が設立されました。
Ludwig Boltzmann Institute Media.Art.Research.
その研究成果、人材は、いつしか、文化行政へ還元されていくのでしょう。

今回、ArsElectronicaのアートディレクターや、研究所の所長とお話することができました。
彼らには、現場は違えど、共通のものが見えているような気がします。
そして、そのマインドは、スケールは違えど、現場のスタッフからも感じることができます。
自分達の生活とメディアアートとの付き合い方。
自分達の生活をもうちょっと豊かにしてくれる何か。
未来を信じてよいと少しでも感じさせてくれる何か。
1つのParadiseを作るために束ねられた共感は、その街の意思に思えます。

そのマインドとやっていることのクオリティ、両方を維持することは大変なんだろうと思います。
正直、アルスにだって、意味のわからないイベント、面白くない展示もあります。
でも、ぼくは、そのParadise作りに参加させてもらえてるだけでうれしいし、
そこにいられる幸運に感謝なのだと。


さて、フェスティバル中の企画展の一つに、Campus展があります。
Campus展は大学、専門学校による企画展です。
今年は、美術系ではない東大が展示をしています。
自分の卒業した研究室も参加しています。
リンツお立ち寄りの際は、ぜひ。

Ars Electronicas Campus 2008
"Hybrid Ego Towards A New Horizon of Hybrid Art"
- The University of Tokyo

作品の詳細、メンバーはこちらに


これは、自分の網膜。(他の展示で撮影)
A new cultural paradise_a0014725_2351628.jpg

by w_junji | 2008-09-07 02:57


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