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十年後の文化

今日は、千駄ヶ谷の日本青年館というところでシンポジウムがあり、
トークと展示をしてきました。

日本青年館はジャニーズがよくイベントをやるところらしいのですが、
そこで行われたシンポジウムのテーマは「10年後の東京文化」。
登壇者は、劇作家、コラムニスト、スポーツ選手、酒造会社の外国人社長さん、等
馴染みのない分野の人たちで、自分の話がどこまで興味を持ってもらえたでしょうか。。。

展示物は、既に、何度か発表したことのある、
目を動かしたときだけ1次元の棒から2次元の絵が見えるSaccade-based Display
「去年のメディア芸術祭にもありましたよね。」と覚えてくれている方もいて、
うれしく思うとともに、同じものばかり出してると思われれないようにしないと。

展示の様子はこちら
目を動かさないと、ただの4本の光る棒で、
目を動かすとビデオに映っているようなものが見えます。


正直、文化って言われてもあまりピンとこないのですが、
なんとなく、自分のことを精神的にも物質的にも確認させてくれる、
個人を超えた大きな枠組みのようなものの気もします。

外からの大きな方向性は、自身のうごきに抑揚を生み出してくれます。
地上には重力があるから、坂を勢いよく降りるときの高揚感、
逆に、それに逆らい、飛ぶことに対する力のタメが生じる。

大きな流れの中で、何かを創りだすために生きることができる人はごく僅か。
でも、人生、何かを新しく考えついたり、何かを創りだしたりしなくとも、
その大きな流れの中での、
関係性のテンション、自分なりの抑揚、を発見し続けることはできるはず。

そんなことを考えました。

このコンセプトに近いドローイングソフト Slot Machine Drawing
アルスエレクトロニカ・センターでの常設期間が10月まで延長されました~。
オーストリアにお立ち寄りの際はぜひ。
by w_junji | 2008-06-30 00:11


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