続ガッカイ

自分の参加した学会はVision Scienceという分野の学会なのですが、
Vision Scienceってなんでしょう。

日本語に直すと、視覚心理物理学なんていわれます。
視覚における、人の心のコトワリと物のコトワリの関係を考える学問です。
例えば、
<---->
>----<
2つの線の直線部分はどっちが長いでしょう?
といわれてなぜか上のほうが長く見えるのはなぜか?
ということを調べたり、
目が動いても世の中動いて感じないのはなぜか?
ということを調べたりする、ものすごーく地味な学問です。

で、それって世の中の役に立つの?といわれると
・・・
残念ながら、あんまりすぐには役に立たない気がします。
あえて言うなら、
テレビなどの視覚ディスプレイや舞台などの視覚演出の役に立つし、
人間というものの新たな意味づけなんかを提供できると思っています。

科学ってどちらかというと、工学より芸術に似てるかも。
世の中を便利にしたいというより、
それぞれの人間観をもとに、
自分なりの人と物理環境との関係を実験によって証明する。という感じ。

だから、人間て環境をこんなふうに認識している。
という人間観をそれぞれの科学者はもっていて、
どれだけ、人と違った新しい人間観を提示できるかが勝負。
(学会ってなんか科学者の頭のよさを競うゲームのような気がするときすらあります。)

最後に、こないだの学会でおもしろかったこと。
この学会、発表会場が夜になるとクラブになります。
みなさん音楽をかけて、踊ります。
歳とったおじさんも、おばさんも踊ってます。
DJやVJは学会参加者のなかから有志という感じなのですが、
VJのマイケル君、彼は単純な○や錯視の映像ばかり流していました。
あんたそれ、映像じゃなくて実験で使う刺激、シゲキ、じゃないっすか。
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by w_junji | 2004-05-10 00:35


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