もし、市役所の戸籍が消失して、自分が記憶喪失になったら、どうします?
とりあえず不便だから、名前をつけて、誕生日を設定する。
ロールプレイングゲームみたいに。
名前って親が決めたものだし、結婚したら変わる人もいる。
だから、すごく任意な感じがする。
でも、年齢って生まれてからの物理的な年月を示すものだから
なんとなく絶対的なもののような気がする。
でも、戸籍がなくなれば確証は自己申告だけだし、
記憶がなくなれば、もう誰もわからない。
そうなると、名前といっしょじゃん。
なんで、すごく重要なもののように、絶対的なもののように扱うのだろう?
物理年齢と身体年齢、精神年齢なんて一致しないことたくさんあるし。
うがった見方をすると
年齢は社会システムが人を管理するために設定したもの。
生まれて20年以上経った人はお酒を飲んでいいです。
何年以上経ったら結婚していいです。選挙に投票できます。
とか。
そして、多くの人は、いろいろなところでこの社会的な年齢を気にする。
もう、こんな歳なのだから、そんな風に考えるのはいけませんとか。
そろそろ結婚すべき年齢とか。
そういう基準の年齢という考え方は別に否定はしないけど、
社会のそういう視点をそのまま受け入れて思い悩むのも悲しいし、
自分が無意識のうちに受け入れていることに気付かないのはもっと悲しい。
そうならないためには、
精神年齢とか、身体年齢を計る機械とかがあればいいのかな。