バリ島には「ニュピ」というサカ暦による新年を祝う日があるそうです。
ニュピ当日はすべての人が一切の外出や仕事、食事を禁止され
静寂の中で神に感謝する1日を過ごします。
新年を迎えるにあたって、自分の内面を見つめなおし、瞑想する日。
日本の新年の場合、今年は~するぞーって、新たな年に何かを期待する感じがする。
なんとなく、自己中心的で依存的な期待をしている。
期待がかなわないとなんとなく悲しく、傷ついてしまう。
でも、バリはなんか違う。
新年に目を向ける前に、自分に目を向ける。
新年に期待するとともに、新年を受け入れる準備をする感じ。
人間にも2種類いる気がする。
心を躍らせ依存的期待をする人と、自分を知り、なすべきことをして受け入れる人。
個人的にはバリのほうが素直な姿のような気がするけど、
別に、どちらが良い悪いはないと思うし、誰もがどちらの面も持っている。