自分の人生について考えたり、映画や絵をを見たりすること。
そういうことは会社に行ってお金を稼ぎ、
その日を生きていくうえでは必ずしも必要でないことかもしれません。
でも、人として一生を生きていくうえでは不可欠なこと。
人類全体を一人の人間と考えると、
人類が生存し、繁栄していくために何かを生産していくだけでなく、
社会や政治、人間全体やそれぞれの個体について考えることも必要です。
そのために、科学者だったり芸術家はいるのだと思います。
人類全体を一人の人間と考えたときの哲学的な部分だったり感性的な部分を引き受ける人。
だからこそ、科学者だったり芸術家は自分の表現を磨くとともに、
自らの研究や作品を
人類全体や社会、政治との関連まで含めた視座から考える必要がある気がします。
やっていること自体は、それらのことに具体的に関連していなくても、
出発点はそういうところから始めていきたいです。
人類が生きていくための労働を拒否しているのだから、
人類が単に生存するという視点から考えたら無駄なことをしているのだから
科学者、芸術家は自分が人類に対して、世界に対して何ができるか?
ということを常に問い続けなければいけないハズ。