なんだかいろんなものがモザイクで、操り人形のようで、不安定。
今ここに生きている自分と海の向こうの現実は、同じ空でつながった世界の出来事。
同じ世界の中にいろんな層のものがモザイクのように、コラージュのように入り組んでいる。
宗教や国のために不安も恐れもなく盲目的に勇気をもって生きている人たち。
誰かが勝手に作った国、宗教というシステムのなかでたくさんの人が踊っている。
それでいて、自分は目の前の論文を書いている。
人の一生ははかない。
自分自身すら信じることができない。
今を感じながら、そのときそのときを心から判断していくしかないと思う。
それでいて、自分は目の前の論文を書いている。
見えない鎖、見えない壁が四方八方にある。
日本人という衣装を着た異世界の人々や人間の皮をかぶった何か。
いろんなものが同時に存在している。
それでいて、自分は目の前の論文を書いている。