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メディア芸術祭山梨展

文化庁メディア芸術祭 山梨展 ~つながる・かんじる・ひろがる~ 
2013年1月13日~1月20日@山梨県立図書館

今日からです。

会場の手前には城。
右手には雲からの覗く富士山。

叙景歌【じょけいか】 という歌の形式があるそうです。
自然の風物を主観を交えず表現した歌。
主観を交えずと辞書にはありますが、
名前を呼ぶことってすでに、その存在を認め祝福している。

周りにあるもの、周りの人の名前を呼んでみてください。
# by w_junji | 2013-01-13 00:14

2013

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あけましておめでとうございます。

新年ですが、気持ちは過去。
1000年前、100年前に考えつかれたこと、
それらは、日本の社会が何かを解釈し、体得するために
重要な方法論だったのだと思います。

それらが、現在なりの形で現れ
少しでも私たちの社会がよき方向へむかうことを望みます。
# by w_junji | 2013-01-04 22:32

最近の活動(終了後ですが)。

10月20日~11月4日 
ACM Multimedia 2012 Multimedia art exhibition at Nara Todaiji

11月3,4日 日本基礎心理学会第31回大会
シンポジウム 情動・共感覚・オノマトペ:感覚間インタラクション研究の展開
話題提供者:丸山慎(駒沢女子大学)、針生悦子(東京大学)、橋彌和秀(九州大学)
指定討論者:渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、和田有史(食品総合研究所)

知人の本の表紙に自分たちの作品が使われました
Fusing Lab and Gallery: Device Art in Japan and International Nano Art
Sarah M. Schlachetzki
# by w_junji | 2012-12-03 23:58

書く,掻く,話す,放つ

「書くことは掻くこと」だと

石川九楊(『筆蝕』という本の著者で書家)は言っています.

つまり,書くとは,世界を引っ掻いて,その痕跡を残すことだと.

紙に筆を滑らせるだけでなく,竹にナイフで彫る,砂に爪を立てる.

世界を削り取ることで何かを伝えようとする行為,それらは全て「書く」こと.

漢字のような表意文字だけでなく,

ひらがなやアルファベットのような表音文字であったとしても,

世界に刻み付けるという点で考えたら同じ行為といえます.

私たちは,掻かれたものを見ると,

それがどのように掻かれたのか想像してしまいます.

書道の専門家は,書かれた文字から,

それがどのように力を入れて書かれたのかわかるそうです.


話すことと書くことの共通点は,力であるような気がします.

同じく,石川さんは話すことは「放つ」ことだと言っていますが,

どのような力が込められて,それが放たれたのか,それが掻かれたのか

私たちは音声や書を知覚すると自動的に想像してしまいます.


一方で,日本語には殆どありませんが,音として発音しない文字があります.


閑話休題:発音しない文字だけをハイライトした本
Silenc: Highlighting the Silent Letters


いったいそれはどんな力を込められたのか.

それは呪術的なシンボルとして使われたのかも知れません.

力そのものではなく,力を指し示すモノとして.
# by w_junji | 2012-10-02 00:45

意味の奥行き

わたしたちの色の世界は連続的です。
名前を付けたりすることがどこまで意味があるのかわからないけど,
言葉を持つことがその感覚に立体性をもたらしてくれる.

Tauba Auerbach’s RGB Colorspace Atlas Depicts Every Color Imaginable
# by w_junji | 2012-09-21 14:11