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ロシア・サンクトペテルブルク

1週間、ロシアのサンクトペテルブルグ(旧レニングラード、ロシアの西の端)に行って来ました。
ホテルの窓からの眺めはすごく幻想的で、
朝靄の川縁には現実離れした風景が広がっていました。
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ヨーロッパの河のある街は、独特の雰囲気があって好きです。
ロンドンのテムズ川、パリのセーヌ川、フィレンツェのアルノ川、ブダペストで見たドナウ川。
街の中心に河が流れていて、川向こうの風景を眺めながら歩いている間は時間を忘れます。
そして、河は朝昼晩、違った顔を見せてくれます。
特に夜、街の光、橋を渡る車のヘッドライト、人工的な光の中に照らされる川面は
現実感があるようなないような不思議な感じを受けます。

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そんな幻想的な街の様子とは裏腹に、
水道から出てくる水は濁った黄色です。
飲めません。お風呂もバスクリンを入れたような色になります。
スリがたくさんいます。
学会会場で盗難に会った人も何人もいて、なんだか、バランスの悪い国でした。

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エルミタージュ美術館は混みすぎです。
開場30分前に並んでも30分くらい待ちます。
門が開くとロシアの人々は何事もなかったように、横から入ってきます。
ロシアに並ぶという文化はないようです。

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ちなみに、
アエロフロート・ロシア航空は思ったよりも悪くありません。
ロシアの夏は夜の10時まで明るいです。
ロシア語は英語より起源が古いそうです。
ロシア人でもウォッカを飲んで酔いつぶれます。
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by w_junji | 2006-08-29 03:27

交換する生き物。人間。

「人間てなんですか?」

って子供に聞かれました。
(自分に子供はいないので、正確にはその辺にいた他人の子供にですが。)

なんでしょう?
そのときは、「交換する生き物だよ」って答えました。

もちろん、人間はモノとお金だったり、情報だったりいろんなものを交換してます。
だけど、一番交換してうれしいのは、自分の思いと誰かの思いなんだろうと思います。

「そうそう、ぼくもそう思う!」とか「へぇー、そういうふうに考えるんだぁ」とか
相手の思ったことが、自分と同じだったり、違ったり、
大事な人と同じ思いを探して一喜一憂したり、自分や相手に新しい発見をしたり。
そういう思いを、肩肘張らず、自然に共有し積み重ねていくことが大事なんだと思います。
そうやって、生活の中で
瞬間を素通りさせるんじゃなくて、かみしめ、共有できたら、よいなぁと思います。

そういう意味で、交換する生き物。人間。

そう思うと、人との付き合い方って、もう少しシンプルかなと。
いろいろ、難しいこと考える前に、
結局大事なのは、その人のことが好きか嫌いか、それが楽しいか苦しいか。
その人と思いの交換をしたいかどうかで、
相手との関係のなかで悩んでいる大抵のことはは些細なことのような気もします。

あと、最近、思うのは、目の前にいる人は、自分の鏡。
自分を大事にできない人は人も愛せない。
相手を認められないのは、自分に許せないところがあるから。
うまく交換できないのは、結局、自分で自分の気持ちをわかってなくて、もてあましているから。


以下、勝手に自分メモ。
自分の悪い癖は、相手との交換に対する気持ちにブレがあること。
同じ人に対してでも、今は、「交換したい!」というのと、
「あんまり交換したくない」との差が激しい。
態度が一定しないから、相手は困惑してしまう。
稚拙なそういう態度のブレを少なくすること。
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by w_junji | 2006-08-08 09:17 | 自己紹介の代わり

Camille

Siggraphでボストンに来ました。
自分たちの展示に意見をもらえることもさることながら、
Siggraphのよさは普段会えないいろいろな人と話ができることだと思います。
日本にいたら、なかなか会えない人としゃべれたり、
何か用事がないと、会えない偉い先生からも気軽に意見をもらえたり、
同窓会のような学会だなぁと思いました。

また、ボストン美術館は素晴らしいです!!!
大英美術館のように数は多くないのですが、
作品の選び方や展示の仕方に凝っていて、
大英美術館が卸売だとしたら、ボストン美術館はおしゃれなショーケース。

何より、モネの作品がたくさんあるのがよかったです。
モネの作品の見ていると、作品の外に溢れ出す世界にうっとりしてしまいます。
あと、見る距離によって異なる世界が感じられるのが素敵です。
本当は、直島の地中美術館のように、
モネの作品のためだけにひとつの部屋を作ってもいいのにと思います。
今回は、モネのWifeを描いた絵がありました。
その前でずーーと立ち尽くしていました。
モネにとって、世界や人、社会はどんな風に見えていたのでしょう。
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(Photo @Museum of fine arts Boston)
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by w_junji | 2006-08-08 08:03

滝行@伏見稲荷

お世話になっている先生の紹介で、伏見稲荷で滝行しました。
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生まれてはじめての滝行の感想。

滝自体は、水が一筋の流れとして、頭に降ってきますが
滝に入るとなんだか、体全体が何かに包まれたような感じがしました。
そして、滝に打たれている最中はなんだか時間が止まっているようで
どのくらいの時間、滝に入っていたのか自分ではまったくわかりませんでした。

ちょっとした宗教体験。。。
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by w_junji | 2006-08-08 07:29

超音波スピーカ

一ヶ月近くまえですが、7月15,16,17日Brisbane Festivalで舞台に参加してきました。
オーストラリアのゴールドコーストのそばで、近くにはリゾート地があるのに、
ひたすら、くらーい小屋のなかで作業してました。

以前は、視覚系の演出が主だったのですが、今回は聴覚系。
今回は超指向性超音波スピーカという小難しい名前の機材を使いました。

どんなものかというと、普通、音は音源から広い範囲に広がって伝わりますが、
この装置を使うと、下の図(a)のように、ある一定範囲にしか音が届かないというもの。
この装置は、聞こえない超音波を使って可聴域の音を提示しているので、
超音波がどこかにぶつかるまで音として聞こえません。
そのため、おもしろいことに、このスピーカを壁に向けると、
壁から音がしているように聞こえます(図(b))。
また、人に向けると人から音がしているように聞こえます(図(c))。
やってて思ったのですが、
しゃべらなくてもその人から音が聞こえてくるっていうのは、
非常に面白い体験だなぁと思いました。
人ってしゃべらなくてもいろいろ発しているものがあって、
この装置を使うとそれを音として表現できるのかも。
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舞台の様子はこちら。
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(Photo: T. Yoshida)

PS 舞台、装置の概要などは今年のVR学会の予稿集にのります。そのうちHPにものせます。
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by w_junji | 2006-08-08 07:13