混じったものから分離する

人の行動・言葉は意識にのぼらない感情の足跡。

心の中には
好き嫌い、悲しいと嬉しいとか
いろんな感情が同時にあって
それらが混じり合った形で行動、言葉が現れてくる。
だから、わけがわからなくなってしまう。
真実は単純でピュアなのに。。。

どうすれば、様々な感情の混じり合った行動・言葉から
もとの感情をとりだせるのでしょうか。

これって、例えば、
物体の影(2次元!)から元の物体(3次元!)の形を推定することに似ていて、
光の当てる方向を変えると影の形も変わる。
だから、うまい光の方向を探してやれば、もとの形がよく見える。

多分、行動や言葉の場合も同じで
どんな行動をしたとか、どんな言葉を発したという
その現象自体に意味があるんじゃなくて
その向こうにある感情を感じるようにすることが重要。

人の身体の機構をよく知っていて、行動の観察が詳細であっても
流暢に言葉を操り、緻密なロジックを作ることができたとしても
その向こうにある感情というシステムはぜんぜん別のルールで動いている。


これって、人間の意識と知覚システムの関係にも似ています。
意識はいろんな知覚システムの情報処理の結果でしかなくて、
それを、物理世界のルールで見ようとしているからわけがわからなくなる。
(物理世界のルール:速度=距離/時間とかそういうの)

頭のなかの知覚システムはもっと違うルールで動いている。
それは物理世界のルールではまったく想像のつかない形をしているかもしれない。

結果としての意識から、どうやってもとの知覚システムのルールを知ることができるか。
物体の影と形の関係のように、
どこかにそのルールを浮き彫りにしてくれる
光の角度があるはずで(真実は単純でピュアなはずだから)、
科学者はそれを探し続けている。
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by w_junji | 2004-08-06 13:05 | 自己紹介の代わり


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