ダンサーの友達が言いました。
指先の感覚まで研ぎ澄まされる、いつもと違う日があるんだよね。
科学者の友達が言いました。
ある日、神がおりてきて、半年分の実験のセットアップが一日でできてしまう。
どうやら、Creativityを発揮する分野に携わる人達にとっては
突然、身体や頭が最高のパフォーマンスを発揮する特別な日があるようです。
過去の自分のブログや論文を読み返したりしていると、
よくこんな文章を書けるなー
と自分でも不思議に思うくらい
心動かされる文章を書いているときがたまにあります。
文章に言霊が乗り移っているというか、なぜか、読んでいてドキドキします。
思い返すと、こういう文章を書いているときは、
考えてもみなかった言葉がキーボードからあふれ出し、
自分の新たな内面を見せてくれます。
そうでないときはいくら書いても
浅はかさがにじみ出ていたり、洞察のない一般的な話だったり、
言葉がただの記号になってしまっています。
言葉に魂が宿る瞬間。
ただただ、その瞬間に出会うために、日々思いを書き続けている気がします。