語られて伝えられること

書き言葉のない世界で物語はどうやって伝えられるのだろう.

記述しない世界の中で伝えられるものとはいったい何なのだろう.

それが正しく伝わったことはいったい誰が決めるの?



語られる,詠まれるなかで韻律に合う言葉だけが選ばれる 

という説があります.

何が伝えられるか,そのこと自体はあまり意味が無く

語り伝える,しゃべる中での韻律だけが伝えられ

そこにどんな言葉がのるかは韻律だけあっていればよい.

たとえば,Expression (表現) がいつの間にか,Impression(印象)になって伝えられたり.

韻律のほうが意味を記憶するより楽.

そして,韻律は身体が記憶するもの,身体が選んだもの.

伝承者の身体に選ばれたもの,身体に受け入れられたものだけが残っている.

残りたいものが残るわけじゃない.

受け入れられたものが自然に残っていく.
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by w_junji | 2012-06-24 23:56


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