クリスマス

クリスマスともなると、
世の中、もっとシアワセにあふれているかと思えば、そうでもなく、
日常とあんまり変わらない日々がそこには展開されていて、
残念なんだか、ほっとしたような気分です。

あー、お祭り行きたい。
オーストリアのアルスエレクトロニカ、
ハンガリーで参加したラブパレードや
フランスワールドカップの時のミュージックフェスティバル。
どれも、よかったな。

そこには、知り合いなんていないんだけど、
なぜか、一人の自分がそこにいていい気がした。
あなたはあなたでいいんだよ。って空気が教えてくれた。

そういえば、直島もそういう空気に満ちていた。

人って自分が満たされないと、人にはやさしくなれない。
逆に、自分が辛いと人にも辛く接してしまう。
そういう悪循環を一気に変えてくれるエネルギーがお祭りとか旅にはあると思う。

一年振り返ってみると、いろんな人に会って、いろんなところに行って。
気持ちが何度も壊れては立ち直って、また壊れる。の繰り返し。
旅は壊れた心を立ち直らせるきっかけをくれたのだと、しみじみ思う。
5月のフロリダと9月のヨーロッパは、
特に、落ち込んだ自分には重要な時間だったし、そこから、得るものは限りなく大きかった。

もちろん、いろんな人と関わりあいながら一年を生きてきた。
自分が支え、支えられ、好意を寄せ、寄せられ。

心から自分を信じ、必要としてくれる人。
生き方の覚悟を求めてくる人。
思いをきちんと言葉で表現できる人。

そういう人達とつきあうなかで、感じることって、
当たり前なんだけど、
「なんとなく好きとか嫌いじゃなくて、
その向こうにある精密な心をきちんと捉え、きちんと考えること。」
それって、人との関係性だけじゃなくて、研究でも同じことが言える。

きちんとやる。

ちょっと要領のいい自分、ちょっといろいろできてしまう自分。
ちょっといろんな人と話ができる自分、ちょっといろんな人が相手にしてくれる自分。

いつの間にか、そういうことに慣れてしまい、
ちょっと考えて感じただけの安易な行動、言動をしてしまっていて、
心と行動と言葉がシンクロしていない自分が、そこにはいた気がする。

人と付き合うのって、そんな簡単なことじゃないし、
一つの仕事をするのも、そんな簡単なことじゃない。
いろんな人と、いろんなことを同時にしようとするんだったら、
きちんと考えて、一つ一つを大事にしないと。

論文を大量生産するだけの仕事をしていてもしょうがないし、
本当に、自分が大事だと思っていることを深く考え、表現していかないといけない。
それに、ものごとは、2度と戻らないこともある。
人間関係なんて、どちらかというと、取り返しのつかないことだらけ。

取り返しのつかないことをしないためには、
瞬間的に考え行動する力は当然必要なんだけど、
それだけじゃなく、多分、
深くきちんと考え予測する力と行動に移すタイミングを見る力が重要なんだろうな。

クリスマスがなぜか、こんな話になっちゃった。
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by w_junji | 2004-12-27 01:34 | 自己紹介の代わり


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