誰かを必要とし、それに応えてもらう。
そして、誰かから必要とされ、それに応える。
そういうやり取りって、人のコミュニケーションの基本で
その過程のなかで自分の存在意義を確認していくのだと思います。
誰かを切実に必要なとき。2つの場合があります。
1、その人がいないと生きていけない。相手が癒しだったり、救いだったりする場合。
2、その人がいると世界が広がる。相手が気付きだったり、触媒だったりする場合。
自分の心を池にたとえていうと、
1は枯れた池に水を与えてくれるタイプ
2は池自体の大きさを広げてくれるタイプ
今まで自分は、誰かの救いがないと生きていけない、その人がいないと死んじゃう!
なんてことはありませんでした。
だから、誰かを本当に必要とすることなんてないんだ。
誰かと心からつながることはできない。
なんて思っていました。
でも、自分が求めていたのは2のタイプで、
自分なりのやりかたで相手を大切にできるはずですね。
例えば、2のような人といると日常生活の一場面でさえ、
クロード・モネの絵を見ているかのように、いきいきと生命を持って見えてくる。
クロード・モネ「睡蓮 朝」
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/