2121で展示されている「心音移入」という作品の名前を
タイトルのように使っている方がいらっしゃるそうです。
また、心音移入に関して、以下のような、素敵な詩を書いてくださった方がいらっしゃいます。
種生芽実(たねおいめぐみ)さん という方で(ウェブで詩を発見しました)、
ウェブには詩を中心に掲載されています。
許可をいただき、ここに引用させていただきます。
自分も、世界と心が重なる感じ、平和につながるとよいなと思います。
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心音移入より
こどものスタート前
こんなに小さなこどもにも、わたしのどくどくは重なる。
音ひとつで、たにんがたにんじゃなくなる。
うつるのは、わたしではないどなたか。
けれども、聞こえるわたしの心音はなぜだかそのどなたかに重なることができる。
どなたかは、どなたかであり、
わたしは、わたしである。
会ったこともない、どなたか。
音が重なったとたんに、
気持ちを知ることができたような、
どなたかのこともとおいひとではなくなる。
気持ちを理解できる、そんな気がしてくる。
心音を重ねる。
ひととわたしが重なる。
個と個であるが、同じ気持ちを抱くものであぁる事を知る。
すると、どうだろう。
分かり合えないひとなど、いないのではないかという気持ちになってくる。
1つずつくらいわかる気持ちがあるんじゃないか。
心音を重ねてみたら 平和になる気がした。